平成25年度 第1回インタープリター養成講座開催される
10月16日(水)午前10時よりみなかみ町中央公民館にて、インタープリター等約30名を集め開催されました。
講演は明治大学名誉教授で地形学者の小畴 尚氏が「谷川岳の氷河を知ろう」と題し、マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢にモレーンを確認し、他の越後山脈にも多数の氷河地形を確認した報告や形成過程を説明された。また、南面の岩壁「マナイタグラ」も氷河地形の可能性があるとのこと。今後の調査が楽しみです。小畴先生はこの氷河地形をこれほど簡単に見られる場所は珍しいのでもっとPRした方がよいとの提言をされました。
講演はもう一人、協議会の顧問で県内全域に地質調査を行っている久保誠二先生が「谷川岳の地質を知ろう-モニタリング調査報告から-」と題し講演をされました。古い時代の深成岩や新しい時代の深成岩についての説明や、その名称を国際的な命名基準に従うよう変更されたことの説明がありました。また、天神尾根では従前の調査資料を変更する新たな調査結果が見つかったようです。今後の報告が待たれます。
以上、インタープリターの知見を広め、深みのあるツアー構成になる講座となりました。
講演内容につきましては、“谷川岳の豆知識”に順次掲載していく予定です。