ブナアオシャチホコが大発生
谷川岳山麓や周辺の上州武尊山でブナアオシャチホコの幼虫がが、7~8月に大発生しました。ブナの樹冠を見上げると葉が食べられ
激減しているのが確認できます。概ね同じ標高を帯状に食害しているようです。
9月に入ると樹上から地上におり、さなぎになる準備で落葉層の下に潜ってしまいます。来夏にも猛威をふるいそうです。
ですが、心配いりません。天敵のクロカタオサムシが大発生して2~3年で収束に向うとされているからです。
また、来夏は冬虫夏草が数多く見られそうです。このブナシャチホコが土中にいるとき、それに冬虫夏草菌が感染し、死に至らしめ、翌
夏にキノコがそこから生え、冬虫夏草が発生するものです。
ブナ林下の物語を来夏は味わってください。